時事ニュースウォッチ

さらば100円ビール!

イオン VS セブン&アイ・ホールディングス

昨年夏、イオンとセブン&アイ・ホールディングスは第3のビールのプライベート商品を販売した。価格は1本あたりイオンが100円、セブン&アイが123円。

まさか100円台でビールが飲めるとは誰も思わなかっただろう。

ビール名はイオンが「トップバリュ 麦の薫り」でセブン&アイが「THE BREW ノドごしスッキリ」だ。

ビール党の人達の笑顔が思い浮かぶ。


が、しかし・・・


イオンの100円ビールは12月で生産終了となってしまった。
一方、セブン&アイの方は生産は続いている。


販売力の差か

セブン&アイホールディングスの場合は傘下にコンビニエンスストア全国1万2000店があり、その販売力が大きいことは確かだ。

販売店の数で敵わなくても売り方の工夫をしてなんとか頑張って欲しかったと思うのはわたくしだけだろうか。

付加価値

価格の安さに対し消費者はまず目を向く。
しかし、最近では価格だけが商品を選ぶ基準になっていないような気がする。

つまり、買う人自身がその商品に価値を見出せば高くても買うのだ。

スキーが好きな人は板に数十万円かける。
おかしいと思いましたか?

そこに付加価値があるのだ。


昨年の夏、100円ビール類の登場に小売り市場がわいた。

 イオンとセブン&アイ・ホールディングスの大手小売り2社が、"第3のビール"のプライベートブランド(PB)商品を7月24日の同日に発売したためだ。両社共に生産はサントリー。国内メーカー製造によるビール類のPB登場は初めてだった。

 ところが、イオンの「トップバリュ 麦の薫り」は、わずか半年で店頭から姿を消すことになった。当初の販売目標は年間3000万本(125万ケース)としていたが、初回生産分の26万ケースで、12月に生産を終了したのだ。

 一方のセブン&アイの「THE BREW ノドごしスッキリ」は、今年2月までに70万ケースを販売し、今後も生産・販売を継続する予定だ。イトーヨーカ堂などスーパーに加え、セブン&アイ傘下のコンビニエンスストア・セブン?イレブン全国1万2000店の販売力によるところが大きい。

 さらに、両商品に命運の違いをもたらした要因は価格設定にあったようだ。イオンの「麦の薫り」は350ミリリットル缶が1本100円での販売。これに対して、セブン&アイの「THE BREW」は、初回投入分限定で6本パックは600円だったが、1本での販売は123円だ。

 価格決定権は、小売りにあるとはいえ、「かなりインパクトがある」(ビールメーカー)という単缶100円の販売価格は、メーカーからすると他の小売りとの関係に影響を及ぼしかねない。当初からあった価格や売り方に対するイオンとサントリー両者の思惑の違いは最後まで解消されなかったと見られる。イオンは販売終了について「あくまでも商品戦略上の判断」という。

 鳴り物入りの投入で世間の注目を集め、ライバル、セブンと火花を散らした割にはあっけない幕引きとなった。

鳴り物入りで投入も半年で消滅 イオンの100円"第3のビール"

第3のビール
原料に麦芽を使用したビールや発泡酒2に対し、麦芽以外の原料を使用したり、別種のアルコール飲料を発泡酒に加えるなどしてつくられたアルコール飲料の通称。ビールと区別するため「新ジャンル」とも呼ばれる。麦芽や麦の代わりに大豆や小麦、トウモロコシなどを原材料として使うものが多く、風味やのどごし、アルコール度数など多様な種類がある。当初、酒税法上のビールの類に属さないため税率が低く、安価で販売されたが、平成18年(2006)の酒税法改正で酒類の分類が再編され、酒税が引き上げられた。その他の発泡性酒類。

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